macereto

Story

 

貧しくもささやかに祖母と2人で暮らしていた主人公･ミオ。

しかしある日、唯一の身寄りであった祖母を失くし村から逃げるように森へ立ち入ってしまう。

その森は「一度入れば帰る事はできない」と言われていた場所。

 

村に帰っても、恐ろしい叔母が迎えに来るのを待つだけであった。

 

何日間も彷徨い続け、困り果てた所に何者かの問いかけを最後に意識を失う。

 

目覚めた先は森の中ではなく古びてはいるものの立派な館。

 

館には3人の住人とメイドが1人。

彼らは何れも、館の主を名乗る何者かに誘われ、ここに行き着いたのだと言う。

この館に招き入れられる者は、何らかの理由で館の主が招き入れるのだとメイドに諭される。

 

そうして風変わりな住人との奇妙な生活が始まる――

ケイト

 

常に難しい顔をしている青年。

手先は器用だが性格は非常に不器用で、感情のまま言葉にしてしまう。

普段は部屋に篭もりきりで書物を読み漁ったり、何かの機械を黙々と作っている様子。

イバラ

 

非常に寡黙で口数が少なく謎に包まれている人物。

しかし話すこと自体は嫌いではない様子。

何らかの目的で栽培は不可能とされている青いバラの研究をしている。